外国からの観光客が多くなった近年、お店等での英語での接客が出来る人が求められます。
そんな接客で苦労をされたアラフォー女子が英語を勉强するに至った話です。ですが、その勉强の仕方が少し間違っていたのかもしれません。
接客での仕事で外国人対応が必要になったのがキッカケ
ご覧いただきありがとうございます。現在人生5社目の小さな会社でIT関係の営業と事務作業を一手に引き受けています。もうすぐアラフォーな39歳女です。
社会人になって英語を勉強しよう!と思ったのは、人生1社目の会社(接客業でした)で外国人のお客さんのお相手をすることが多かったからです。
簡単に言うと携帯電話売り場のおねーさん的なものをしていたのですが、周りのスタッフに30代後半の方が多く英語での対応を行っているスタッフも1名いましたがアルバイトの方の為
シフトに入っていない時間については他スタッフが片言の英語で『契約まで対応できるスタッフは今日いないので』とお客様へ後日の来店をお願いしているような状態でした。
英語対応できるスタッフを増やしたい、できれば正社員で若くてつい最近まで英語勉強していた子でといった状況の中で、私が配属されたという状態でした。
携帯電話売り場での会話はお金や契約の話もたくさんでてきます。大学までで勉強してきた『英語』や『日常英会話っぽいもの』だけではなくビジネス英会話も必要になりました。
学生時代のアルバイトなどでは身振り手振りのボディランゲージと、片言の単語のつなぎ合わせで乗り切ってきましたが、それだけでは携帯電話売り場の英語対応はカバーしきれません。
周りからの期待もあり、これは英語を勉強しなければ思い立ったのです。
高校レベルの英語力があるものの実践的な英語の勉強が必要
勉強を開始した直後は、おそらく大学受験レベルの英語も怪しい状態でした。前述しましたがそれまでのアルバイト経験での英語対応とは求められるレベルが違いました。
今まで英語対応を行っていたスタッフからも色々と教えてもらいつつ、電子辞書で調べた単語を組合せ英文契約書の必須事項にマーカーを引いて「This, OK?」という状態なので本当に最低レベルでした。
勉強するにあたり色々と周りにも聞き込みを行い、スクールはお金がかかるという印象が埋め込まれシフト制勤務で休みも不定期で社会人になりたてでお金もなかった為、勉強するなら参考書と付属CDでの独学が良いかと考えました。
そこからさらに英語を勉強するならTOEICだったよなと大学時代を思い出し、TOEICの参考書(CD付き)と単語帳(赤シートで単語が消えるタイプ、単語ごとに用法の英文と和訳が記載されているもの)を購入しました。
基本としては、まず単語帳で語彙を増やしていくために…
・単語帳を開き、10単語ずつノートに単語と意味と例文の英文と和訳を書き、手で覚える
・出退勤時に単語帳で覚えた単語をチェックする
・覚えきれていない単語については、意味を口にだしながら単語を10回ノートに書く
といったことを行いました。
あわせて文法などについては参考書を使用し、早番と休みの日に各章ごとや区切りの良い分ごとに…
・1回目は通しで黙読し、2回目にポイントと思われる部分をマーキング、3回目はお風呂で音読する
・参考として載っている英文と和訳をノートに書き、文法のポイントについてもまとめる
・各章の終わりにある小テストはコピーして間違えなくなるまで行う
といったことを行いました。
ビジネス英語を勉強すべきが日常英会話を勉強してしまう
仕事の英語対応に必要な知識をゲットするぞと思って参考書などを買ったわけですが、失敗したと気づくのにあまり時間はかかりませんでした。
理由は目的と勉強内容があっていなかったこと、勉強方法が大学時代のそれだったため社会人生活にははまらなかったことの2つです。
まず、目的と勉強内容についてですが、仕事で必要なのはどちらかというとビジネス英会話だったわけですが英語=TOEICと安直に考えた為勉強内容と必要な知識に誤差が発生してしまったのです。
TOEICにもビジネスにまつわるやり取りはありますが、求めているものはそれではありませんでした。文法はともかく、日常英会話の単語をメインで勉強してしまっていたこともあり、仕事で出会う英単語は結局調べないといけない、
単語帳とは別の単語帳が増えていくという状態になり、単語の勉強の方向性を見失ってしまっていました。また、勉強方法自体についても問題がありました。
この時行った勉強方法は、どちらかというと高校~大学で行っていた語学の勉強方法でした。講義とバイト、たまのサークル活動と飲み会くらいしか予定がない学生であれば、時間をとることは可能だったでしょう。
しかし社会人生活1年目、早番の日も休みの日も慣れない仕事でくたくたになっていた私にとって勉強時間を確保するのは困難でした。意気込んで勉強を始めても、疲れなどから寝落ちしてしまい思った通りに進まないこと自体が勉強に対するストレスとなっていました。
もしかして休みの日などに頑張って時間を割いて勉強しても、ストレスになってしまっているし、内容自体も仕事に生かせないのでは?と感じ始めてからは意欲がどんどんしぼんでいきました。
まずは目標を明確に設定し、その為の手段をよく考える
英語の勉強に限らない話かもしれませんが、目標と手段を間違えると得られる成果はかなり限定されます。私も英語というもの自体については、そこそこ知識になり、日常生活に生かせられる
(少なくとも道に迷った方に駅を教えるくらいはできるようになりました)が仕事で契約などが絡んだ英語対応をするためという意味では役に立たない勉強となってしまいました。
英語を勉強するといっても様々な目的があり、様々な勉強方法があります。これを選び間違えると、良くて遠回り最悪時間とお金の無駄になってしまいます。
まず、何のために英語を勉強するのかの分析をきちんと行いゴールを明確に設定する(TOEICで○○○点とるなど)ことが重要です。
そして、そのゴールに到達するためにはどのような勉強手段があるのか、リサーチは念入りに行ったほうが良いでしょう。インターネットで検索する、周りに聞くなどいろいろな方法で調べることができます。
リサーチできた勉強手段の中で、自分の環境では『どの手段を選べるのか(時間、経済面等)』をきちんと見分けることも大切です。
勉強手段を決めても自分の時間や経済面に影響を出してしまったりしてしまったら生活に影響が出ます。最後に、ゴールまでのスケジュールを逆算したうえで取り組むことをお勧めします。
英語の勉強目的と手段を間違えてしまったアラフォー女性まとめ
✔高校レベルがあるも実践的な勉強が必要
✔ビジネス英語の代わり日常英会話を勉強
✔目標を明確に設定し手段をよく考える