実践的な英語で都度の失敗事から学び勉強するアラフォー男性海外営業

40代英語失敗

海外とのビジネスにおいて長年現場で活躍されておられ、実務の本当の姿となっています。現場で求められるビジネスの英語は?そして実務は?海外ならではの内容となっています。

これから海外で働いてみたいと思う方には是非読んで頂きたく、そして現職にて海外で活躍されておられる方には「そうそう」と頷けるかもしれません。

あなただけではありません!日本人は皆英語アレルギー

こんにちは。私は大学を卒業して以来、英語を使った仕事に従事して参りました。現在でかれこれ25年が経ちます。これまでに私は専門商社2社、製造メーカー3社を転職し渡り歩いて来ました。どこの会社でも貿易と海外営業として従事してきました。

私はこれまでに出張や駐在にておおよそ30カ国を訪れ、色々な職歴、社会的に地位のある方々とお会いし、話をして仕事をしてきました。そういう経験を踏まえ、ビジネスで使う英語を僭越ながらお話させて頂きたいと思います。

世間には色々TOEIC関連の本や英語上達に関する本やオンライン講師そしてアプリなどが出てますが、本当に自分にあったものを見つけるのは英語を習得するくらい難しいかもしれません。

それだけ日本人にとっては英語がアレルギーだからだと思います。またこのアレルギーを攻略するのは並大抵ではないので、出版社やマスコミにとってはそこにビジネスチャンスが多くあるからです。

これを読まれている皆さんの多くがそうである様に、私も紛れもなくその内の一人なので本当に苦労させられました。そして皆さんもご苦労されておられるかとお察しします。

ここでは私が考えますビジネス英語を私の経験を持って、話をさせて頂きたいと思います。これを読まれている方々には私のやり方とは違う方法でされていらっしゃっるかもしれませんが、あくまでも私がこれまでやってきたやり方ですので、ご理解頂けましたら幸いです。

ビジネスに英語を使うがビジネス英語は使わない

はっ?なにそれ?と思われるかもしれませんが、少なくとも私はこういうスタイルでやってきてます。どういう事かと言いますと、海外とのやり取りになりますと相手が日本語を話してくれるか、もしくは自分が英語ではない相手の国の言葉を話す以外は英語になります。

そしてその英語というものは、決してかしこまったものではないという事です。逆を言いますとかしこまったプレゼンテーションやミーティングというのは多くの場合稀だからです。

こちらが堅苦しいと思うと相手も必ず同じ事を考えているはずです。そしてかしこまったやり取りはどちらにとっても面倒でしんどいものです。所詮人間なので、ラクに事を運びたいと考えています。

私のビジネスのスタイルには無駄話が多いです。ビジネス本来の内容からはそれたものです。これは私が営業職だからかもしれませんが、相手の趣味、家族、週末の過ごし方や食べ物の話しなど多種多彩な話しをします。これは相手と自分の接点を見つけるためでもあります。

特に相手が初対面になりますと、その人物が果たして良いビジネスパートナーとなり得るか?を見極なければなりません。これはいくらネット社会が進んでも必ず起こってくるアナログな部分です。そして未だにそれが最重要だと考えています。結局ネットを操っているのも人間なので…

ビジネス英語を出来るに越したことはありません。ですが必ずしも私の職種に限ってはそれほど最重要なものではないと私は考えています。これはビジネスにおいて英語を勉強する必要が無いとは全く違いますので誤解のないようにお願い致します。

TOEIC満点でもそれはビジネス上では別の話

TOEICが高得点でもビジネスには必ずしも結びつきません。私が20代の頃にある大手商社の40代のバリバリの営業の方に仕事上でお世話になったことがありました。正直その方の英語は失礼ながら酷いものでした。

中学校レベルの単語を並べて無理矢理に文章にして勢いでまくし立てるのですが、筋が通っていて説得力があるのです。本当にビックリしたのを今でも忘れないくらいです。そして世の中には色んな人がビジネスの進め方にも色んなやり方があるんだ…なんて勉強させられました。

外国とのビジネスをする上で政治、宗教、思想はご法度とされています。ですが一般論として政治は経済とも深く関わるために、支持政党などの突っ込んだ話しはしないものの、クライアントとは時折話題になります。

私が海外に出張に出る様になって間もなくの事、インドネシアの機器メーカーの会社の社長と会う機会がありました。その社長の運転手付きのクルマでジャカルタ郊外の工場に移動の際に日本の経済の現状と行方についてどう思うかと質問されました。

その当時の私は仕事の遂行(成功)だけを念頭においており、人との交流やその人を理解するという事をイマイチ理解していませんでした。もちろん質問に対しても自分でも分けのわからない回答でごまかしてしまい、結局私のせいで信用が得られず、商談が破綻していまいました。

当時の若かれし私はこのインドネシア人社長に試されていたのです。今思えば当然ですが…。そして帰国後上司からはめちゃくちゃ怒られたのは言うまでもありません。恐らくこれが今まで私が色々とやらかしてきた失敗で最大のものだと思います。

自分の国の事を聞かれているのにまともな返事も出来ない、そして恐らく日本語で聞かれても同じ様になるのは自分が一番良く分かっていました。

これでは到底これから先は務まらないと思い、英語の勉強とニュースはもちろん政治経済も勉強しなければと思いThe Japan Timesを読み始めました。当時は駅の売店で紙面のものを買って読み始めました。そして今でもオンラインにて購読し毎日読む事を日課にしております。

公式サイトはこちら

これは日本国内でも同じですが、特に海外に行くと経済や一般論として「日本は今どうなんだ?」とか「経済はどうなっているんだ?」とか関心を持って必ずと言っていい程聞かれます。

そしてこの質問に即答出来なければアウトです。逆を言いますとこの質問の答えによっては相手の信頼度を得ることが出来ます。

私は海外に興味があるという方も含め、ビジネスで英語を使われている方には日本の新聞でも良いですが、時事で登場する単語を英語で言える、知っているという事は自分の経験を踏まえ重要であると思います。

必ずしも”型”はなく又自分の”感”や”スタイル”を持つ事

国内営業をされておられる方にも共通する事ですが、営業職にお手本は存在しないと思っています。人それぞれやり方や進め方が違いますので正解がありません。

海外に出向いても同じ事がいえますが、海外に出向くには備えておかなければならない語学力や知識などの”武器”が多く求められます。そして相手との駆け引きも求められます。

これは私が30代半ばで出くわした失敗です。私がサウジアラビアの工場に自社の古い機械を見に行った際の話です。

私はその会社の工場長の案内で自社の機械を見に行くと、現場担当者が私に向かっていきなり「この機械は全然ダメで直ぐに壊れる。使い物にならない」と挨拶もせず不平不満を工場の前で語り始めました。自分としては「なんだコイツ」と思いましたが、そこはグッと堪えてました。既にその機械はカバーが掛けられホコリがかぶって、工場の隅に追いやられてました。

自分が入社する前からのかなり古いものだったので、「あ〜そっか〜古いもんね〜」なんて自分では思っていました。そんな事もあり特に商談も進まず遥々日本からサウジアラビアに来たものの私は手ぶらで帰国しました。

ですが、その数週間後に私の上司が再度同じ工場に出向き、その担当者に「本当は未だ動くだろ?」とコソっと聞いたところ、この担当者はその機械が嫌いで、使いたくないため、私と工場長の前で「壊れている」と言ったと告白しました。本当は問題無く動くとの事でした。

日本ではこんな事には出くわさないと思いますが、海外特に中東あたりでは度々起こります。日本人があまり持ち合わせていない”ずる賢さ”が海外とのビジネスでは求められます。一筋縄では行かない海外ビジネス特有なものですね。

こういう場面に出くわした際に上手く対処出来るか否かはそれぞれのセンスや感を持ち合わせ対応出来る術を持ち合わせる事が重要になってくるかもしれません。

実践的な英語で都度の失敗事から学び勉強するアラフィフ男性海外営業まとめ

✔あなただけではなく皆英語アレルギー
✔ビジネスでの英語≠ビジネス英語
✔TOEIC満点でもビジネス上では別の話
✔”型”はなく”感”や”スタイル”を持つ
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