工場移管で海外とのやり取りが発生が勉強のキッカケ
私は関東で半導体関連の会社で生産管理をしている46歳男性です。この仕事は転職にて5年前に現在の職に就きました。
それまでも同じ生産管理職をしていましたが、英語は全くと言っていい程無縁でした。現職では入社当時は国内生産が主であったために、英語を使う必要はありませんでしたが、
工場生産の一部がタイに移管する事に伴い、日本の工場側とタイ工場間でのやり取りをする業務が新たに発生しました。週に2回は定例のテレビ会議があり、互いの情報交換や進捗具合を確認します。
このテレビ会議でのやりとりが、英語での会話形式で進められます。そしてこれが私が少しづつではありますが英語を勉強しないといけないキッカケとなります。私が今から5年前に勉強を始めた時の私の英語力は中学生レベルです。
しかも自己紹介も出来ない中1レベルだったかもしれません。この週２回のテレビ会議ですが、以前は本当に酷い姿で散々でした。
内容も納期や輸送手段そして不具合等のほぼ決まった内容ですが、大まかな事は理解出来ますがその後、先方はどうして欲しいのか？こちらに何が出来るのか等の詳細を聞き取る事が出来ません。
そしていつも歯痒い思いと当時に自分への情けなさも感じてしまっています。同時に仕事にストレスも感じてました。
テレビ会議に参加するも声を発する事が出来なかった
普段の業務ではメールでのやり取りが80〜90％を締めます。問題は残り10〜20％のテレビ会議でのリスニングとスピーキングです。
会議を始めた当初、カメラに自分の姿が映るものの終始フリーズしてました(笑)聞き取れず話せずその場にいるだけでした。会議の内容が分からないため、同僚から聞く事が会議が終わる度の日課となってしまってました。
こんな状況が何ヶ月も続き、会議への参加は本当に気が重く嫌な時間となっていったのは言うまでもありません。もちろん自分から発言出来る訳でも無く、どうしても発言しないといけない時のみ単語を並べ相手に分かってくれ！とお願いするような気持ちで話してました。
ですが、こんな状況を続けられない日が突然来ました。会社から海外生産に携わる部署の人間はTOEICで600点以上を取るようにと！会社の上層部が社員の英語力の無さを危惧したのか、私にとってはお先真っ暗と言いますか一時は転職も考えました。
もうこうなったらヤケクソです。万里の道も一歩からです。やるしか無いと決め私の英語勉強との格闘の日々が始まりました。
とにかく前を見て少しづつ勉強する日々が始まった
私の英語の弱点はリスニングとスピーキングです。メールに関してはGoogle翻訳をフル活用するため合っているか間違っているかは別として問題なく仕事をこなしております。
ですが、リスニングとスピーキングはそうは行きません。自身の実力が問われます。自分がどの様にし勉強をしたかをご紹介したいと思います。
これは私個人的なイロイロと経験し試した思いですので、ご参考までにして頂けると幸いです。私の仕事の立ち位置から考え、リスニングに重きを置いた方が、英語を学ぶのに良いかと考えました。
私の場合TOEICの点数を求められてましたので、まずはこれを優先しました。ですが、本当に苦労しました。当初はYouTubeを観るもテレビの英会話教室で教材を買って試すもPodcastで聞いてみてもさっぱり分かりませんでした。本当に毎日が苦痛でしかなかったです。
英語が達者な高校時代の友人に相談したところリスニングは約1000時間を超えると劇的にブレイクするーするよ！がんばってとのことでした。1日1時間勉強したとして1000日（約3年弱）。
毎日ですから日常の生活と仕事をこなしながらで簡単ではありません。私の場合スマホとPCをフル活用してとにかく会話を中心に聴きまくりました。最初の１ヶ月、３ヶ月、半年と経過していう内に小さなブレイクスルーがありました。
チョット分かるようになりました。ですが、私の悪いクセで半年過ぎたくらいから勉強に飽きが出始めサボる日も出てきました。そんな時にスタディサプリの広告を見つけました。
まさに自分にうってつけだと思い無料体験を申し込みました。TOEICに特化した塾などもありますが、そんな資金もありません。投資としてお金は掛かるものの集中して頑張ろうと決心しました。
家でも通勤でも会社の休み時間でもとにかくスマホで勉強を重ねました。最初からこれにすれば良かったと思うくらいに自分には合ってました。
今まで特に勉強して来なかったリーディングに関しても、スピード音読やディクテーションが特に助けとなりました。そして勉強を始めてから遅ればせながら約２年３ヶ月でTOEIC605点と
ギリギリですが社内のノルマをクリアーしました。そしてその後も勉強を続けTOEIC735点に到達しました。
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諦めず習慣として勉強を継続したのが良かった
勉強をする方法や手段も大事ですが、やはり心構えや決心と言った事の方が勉強を継続して行く上では必要だと考えます。続ける事さえ出来ればレベルはそれぞれありますが、英語は確実に克服(笑)出来るかと思います。
そして勉強をする上で自分で達成感を感じる事が継続出来た一因になっているかと思います。私の場合はテレビ会議でのリスニングとスピーキングを克服する事が最重要でした。そしてほんの少しの文章でも理解が出来ると嬉しいものです。
今まではなんとなくぼんやりした理解だったものが、ほぼ鮮明に理解出来る嬉しさを味わえました。未だ現在も学んでいる段階で会議の内容を完全に理解する事は困難ですが、当初とは大幅に理解が深まっています。
そしてスピーキングにおいても、リスニングの理解度が深まることによって話す事にも以前よりは積極的に取り組んでいます。そうする事によってタイ側からも意見を求められたりする事もあります。
同時にタイ工場側との意思の疎通も円滑になり、問題が発生した際の処理も大幅にスムースになりました。そして先日上司より一度世間が落ち着いたら現地タイの工場に出張に行くようにと打診がありました。
以前にタイは訪れた事があり、食事も好きなため楽しみで、いつもテレビの向こうにいる人達と実際に会って話しをして親交を深めたいと楽しみにしています。私の英語勉強のキッカケは自発的ではなかったものの、今では自分の長所にまでなりました。
もし、英語で悩まれてる方がいらっしゃったら、必ず出来ると信念を持って自分を信じて勉強に取り組んで頂きたいと思います。
会社からいきなりの英語勉強要請でがむしゃらに取り組んだ46歳男性まとめ
✔会議で声を発する事が出来なかった
✔前を見て少しづつ勉強する日々
✔諦めず習慣として勉強を継続した
